ドラクエ天空シリーズから学ぶ近代史

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この記事を見て以来、ずっとドラクエ6したい病にかかってました。

このドラクエ6、他の3,4,5なんかはリメイクされるのに
こいつだけはなかなかリメイクされることがなかったんです。
発売が1995年。ということはもう20年ですか。
キャッキャキャッキャ言ってたまだ可愛かった小学生が
オッサンに変貌を遂げるほどの、20年という長い歳月を経てプレイした訳です。

で。今日は別にプレイしてあの場面がどうとかこうとかって話をするつもりではなく
ふと思ったことを書いておこうと思いまして。

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  • まずゲームなんてやらない方にちょっとだけご紹介しておきます。

このドラクエ6というゲームはそれより以前に発売された
ドラクエ4,5と3部合わせて天空シリーズというシリーズものなんです。

ただそうは言っても明確に繋がりが描かれている訳ではなく、例えば

「4に出てくるあの道具と6のこの道具は同じものじゃない?」とか

「あの人物とこの人物は実は同一人物なんじゃない?」とか

「シリーズごとの時間軸はこうだ」とか

そういう想像をかき立てる伏線が3部作すべてをクリアすることでたくさん出てくるんです。
にも関わらず、明確に「これが答えです」と示すものが本編中にほとんど出てこない。
というよりほぼゼロ。

伏線を全力で散りばめておいてひとつも回収しない。
なんなんですか。ねぇあなたなんなんですか。

なのでネット上にあるいろんな人のサイトを見たり、
自分でストーリーを妄想したりすることでやっと全体像が把握できる。
けどその全体像ですら公式のものではない。
だから全クリした人でもそんな仮説を見るたびに

「え。そんな話だったの?」

と思ってまたプレイする人がたくさんいると思うんです。
(それがドラクエの凄さなのかなと思います)

プレイした人の数だけ物語が想像できる楽しさがある反面、
逆を言えばゲーム本編での情報が少なすぎて理解できない。

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6に関して言えば、2つの世界(現実の世界と自分たちが見ている夢の世界)を
行ったり来たりしながら謎を解決していくという大きな流れこそあるものの

旅そのものの目的はどことなくぼんやりとしていて、
船に乗っては次の街を探して洞窟でボス倒して街の人に感謝されて
そこでストーリーがプツリと切れる。次の目的地はここと指図される訳でもなく
また船でふらふらして違う街に行くとまた人が困っててそこのモンスターのボスを倒して…
ってのがほとんどで肝心の、
いちばんいちばんいちばん大切な主人公とヒロインの物語とか、
人間と異種生物との関わりという、物語のテーマ、核心部分に迫る場面が一切ないんです。
もうホント気づくか気づかないか程度に爽やかにサラッと触れるだけ。

妄想するかどうかすら、プレイヤー任せ。
というより気づいて伏線同士繋げる方が難しくて普通にやってたら気づかない。
だから普通にエンディングまで行った時に

「あ。そんな関係になってたの…。いや…とても泣けるラストだけど…」状態で終わってしまうんです。
確かにあのドット絵で恋愛を描かれても…という側面はあるにしても、
あまりにも少ない。そんな感じです。

だから冒頭のネット記事がなかったら20年も経って昔に比べて
色々経験して大人になった癖に120000000%間違いなく

「あーラスボス倒した面白かった!」で終わってたと思います。(なんて進歩のない男なの!)

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で、こうやって久しぶりにプレイしてふと思ったんです。
やっぱり今生きてるこの世界ってゲームなんじゃないかと。

「は?」

例えば、例えばですよ

子供は親を選んで生まれてくるというような話がシェアされて
目にすることが多いのですがこういう話、どう思います?

僕は割と真面目に事実なんじゃないかな〜って思うんです。
で、仮に事実だと仮定すると、生まれる前に魂という存在が
存在することを肯定することになります。

で、やはり「選んで」生まれてくる以上何かしらの理由が存在すると思うんです。
生まれてくる目的。深いですね。

更にもし、生まれてくる国や時代という所まで選べるのであれば、
近代の日本を「選んでやってきた自分の魂」ってどうなんでしょう。
生まれ変わりがあるならば、この生の前はなんだったんでしょう。
人間だったとは限らないと思います。また「何回目なのか」もキーかもしれないですね。

時代の大きな流れとしては、閉鎖空間日本はグローバリゼーションにどう対応するか、
という所だと思うんです。
もう少し言うならば300年かけてやってきた世界統一は成功するのか?
もう喉元に311を突きつけられているんでしょう。
アニメとか漫画でよく出てきますけど「勝った者が正義」なのは現実を元にしているのでしょう。

ここまでが世界観で

行動の選択肢は選べる。
街に出る。学校に行く。会社に行く。友達と遊ぶ。家でアニメ見る。
海外を旅する。ごはんを食べにいく。独立する。家に閉じこもる。結婚する。…他無限。

小さなものならまだしも大きな選択肢は進む方向次第でGAME OVER

で、この行動と世界と、全てを踏まえてたぶん誰かの見ている夢だろう。
「誰か」というより集合意識。マトリックスみたいな。
この辺はちょっとまだよくわからないです。もっかい海外に行かないとダメです。
行ってもダメかもしれないですが。

(とか言うともうダメですかね…人として…)

ただそんな世界に自ら意志を持ってやってきたと仮説立てした時に
目的(物語の本筋)は何だろう?と考え、失敗しながらも自分で目的を決めて、
一緒に目指していけそうな仲間を見つけて目的まで走ってく。

(この辺とかすごくそうじゃないですか)

初期状態では装備は揃いすぎてるのに、敵が誰なのかわからないのが日本。

(モノが揃いすぎていて欲しいものが見当たらないこと、
教育システムに組み込まれた瞬間に自分の感性を奪われること、
一見幸せに見える国だけれど、内情そんなことばかりでもない諸々云々などなど)

その目的は誰も教えてくれないし、正解も不正解もない。

ただ得られる情報が少ない分、おそらく思考さえ変えることができれば
仕事も、住む場所も、理想的な生活すらも手に入れることはできる(はず!)

そしてたったひとつの共通事項は早い遅いはあれどGAME OVERのみ全員に訪れるということ。

さて、そんな中で何をしますか?

ドラクエ

こ…これは…!笑。

物質や消費主義に囲まれすぎてこういうスピリチュアルなお話といいますか。
なかなか「あ、そうだったんですね!すごくわかります!」とはならないと思うんですが。

こんな風に考えた方が、生きてて楽しいって思う僕ですけど
これからもよろしくおねがいします。

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