全くの素人からHPを作り、日々アクセスなんかを見ていてふと気づきました。
この敬語に関する記事、かなりの数検索されているじゃないですか。
せっかくなので(これはアクセス数を増やすチャンスだ!)更にきちんとまとめてみます。
…とは言っても「これだ!」という明確な答えがあるものではないと思います。
ただ検索する人が多いということは「疑問に思う人が多い」ってことだと思うんです。
ここにたどり着いた方と同じように感じる方がたくさんいるってことです。
なので皆さんもぜひ一緒に考えてみてください。
この記事は英語という「日本語以外の言語」を1年学んで、
言語に関して日本語と英語、2つの比較対象を持つことができた一個人の意見
くらいに見て頂ければと思います。
敬語のメリットとデメリット
では敬語のメリットは?考えられることとして
- 常識をきちんとわきまえている(と相手に思ってもらえる)
- 初対面でも話した時の好感度、感触が良い、丁寧な人だと思われる。
- 適度な距離感を保てる。
- 相手に対して自分が持つ敬意を素直に表現できる。
ではデメリットの方は?
- 言葉遣いだけで関係性が出来上がってしまう。
- その関係性をその後変えることがなかなか難しい。
(今まで敬語だったのにタメ語にすることに対して違和感がある) - 必要以上に相手に気を遣ってしまう、遣わせてしまう。
- 敬語を使えない人間に対して、それだけでマイナス評価をしてしまう(もしくはされる)
具体例を出して考えてみます。
年上の後輩にどう接する?
「会社に勤めて3年目、25歳、営業職。
新卒の後輩も数人できて先輩として色々頑張らなければならない状態だとしましょう。
そこに中途で後輩が入ってきました。社会人経験6年、28歳、前職の業界は違うけれども
営業歴は自分より長く、仕事もかなりできそう。
尊敬できる面や自分が学ばせてもらう面も多々ありそうな感じ。
そんな彼が自分の後輩として一緒に仕事をすることになりました。
彼はあなたに対して敬語を使います。さて、あなたは彼に敬語を使いますか?使いませんか?」
「当然会社では自分が先輩!この仕事を教えていくのは自分だし、
後輩の前である手前もあり、彼に対して敬語を使う必要はない!」
「いやいや、自分自身学びになることが多そうだ、会社では先輩でも、
人生の後輩は自分。敬語を使うべきだろう」
上記2つ以外にも
お互いに敬語を使い合うような、ちょっと微妙な関係性になる可能性もあり、
逆にもう割り切って敬語は使わない関係性になる可能性もある。
敬語が日本的なものである理由
こういう場面を考えた時、メリットデメリット以前に日本語には
言葉が相互の関係性を創る
という側面が見えてきます。そしてそれはとても「日本的なもの」だと思うんです。
それは時にはプラスに、時にはマイナスに働きますよね。
かわいい異性の後輩が普段は敬語だったのにたまにタメ語で話すことに
ドキドキというか親近感というか、そんなものを感じてしまったり
逆に仮にその後輩が同性で、突然タメ語で話してきたら、
内容以前にそれだけで少しイライラしてしまったり
人によっても感じ方、捉え方が変わってしまう。
そして日本的なものであるということの理由は
会社に入ってきた28歳の方が中国人だったとしましょう。
日本語は話せるけれど所々おかしかったりしたら
「こいつは敬語も使えないのか!?」
…とはならないと思うんです。
「まぁ、仕方ないよね」となるかむしろ
「それだけ日本語話せてすごいよね!」
という感じになると思うんです。
そして仮にお互いが割り切ってタメ語で良いと思って話していたとしても
他の先輩や上司から横槍が入る可能性があることもある。
「あいつは年下でも先輩やぞ?ちゃんと敬語使いなさい」といった感じに。
お互いが良くとも、まわりの人のこと(和)を気をつけなければならない部分などは
良し悪しでなく日本的な面があると思います。
英語であれば初対面であってもHi! How’s going!?
とか明るく軽いニュアンスで言えばそれでオッケーな感じでしたし…
伝わっている伝わっていないよりも表情とか、テンションとかの方が大切というか…笑。
(丁寧な表現は当然あり、必要な場面もあるけれどここまで言葉の選択に悩むことはないのでは…という感じです)
言葉ひとつ、漢字ひとつ、もう少し言えば語尾ひとつで
相手に対する敬意からその時の感情まで現すことの可能な言語
「日本語」だからこそ
いろんなことを詳細に、繊細に相手にきちんと伝えることができ、
その反面として孤立した、閉鎖的な、面倒くさい面もある。
まとめ。お互い気持ちよくいこうぜ。
メリットデメリットは確かにあり、
個人的には最高にめんどくさいとも思うのですが
良くも悪くもお互いの関係性を言葉だけで自然と決めてしまう辺りがすごいですよね。
年齢差、上下関係、1歳でも年上であれば敬語で話さなければ「ならない」ような気がしますし
それが当たり前だと思ってしまうから、初対面で、相手の年が微妙にわかりづらい時は
当たり障りのないように少しずつ距離を縮めていくような感じに僕はどーーーーしてもなります。
それは相手に失礼がないように、という思いやりの素晴らしい側面の裏返しの部分だと思います。
周りがどうであれ、相互の関係性なのでお互いに気持ちよくできることが一番!
上のような場面に出くわしたら「お互い敬語やめません?」ってストレートに聞くようにしました。
違う言語を勉強してこんなことを感じました。
それでは!
↓人間関係に悩んだ時に少し助けられた本です。ご参考までに。。
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