では前回の続きです。
捕虜キャンプ跡地ですが…ここは今思い返してもかなり印象に残っています。
綺麗に舗装されていたり、定期的に掃除されているような所ではなくむしろそのまま何年もほったらかしになっているような場所です。
道をずっと歩いているとこういう写真のような門や記念碑が所々に建っているそんな感じです。
地元の人のジョギングコースにもなっているみたいでした。
(歩いてたら野生のやつに遭遇します笑)
日本の高校との交流もあるようで個人の名前が根元に彫られた記念樹みたいなものもたくさん植えてありました。(写真ない。。)
そして写真じゃわかりづらいですがここ、ものすごく広い。
地平線レベルまで延々とこの景色です…。下の写真は庭園の上から見た景色ですが
脱走しようなんてとてもじゃないけど思えない広さなんです。延々とずっとこの景色。
むしろ仮に収容所を無事に出られたとして、足もない中でその後どうするの?
ってくらいに広いんです。その広さと何もなさを実際に見てみると
脱走の理由、というより当時の日本の軍国主義のようなものが見えてきます。
捕虜の扱いが格別酷かった訳でもなくイタリア兵は陽気に毎日踊ったり仕事してたりという一方で
日本兵は何考えているかわからなかったと資料にあったりします。
捕虜=死ぬより辱めだ、という感じかな。
そして上がそれを決定したら合理的に考えて
「いや無理っしょ…」って思ってたとしても言えなかったんでしょうね。
そんな感じで
フェンス越しに何を見ていたのかな。
写真を撮ると真ん中にある丸い光が何回やっても映る。
霊感なんて全然ないんですけどね。
「楽しい海外生活!」ってだけではなくこういう部分をしっかり見てくるのも大切なことのひとつかな〜と思います!
歴史を知ることで見え方が変わるものも沢山ありますし!
そしてもうひとつ驚いたことがありました。街の人が引くぐらい親切でした。
横断歩道渡ろうと待っているとわざわざ車が止まってくれて先に渡らせてくれたり
駅までの道がわからなくて聞いたら連れて行ってくれたり
所々に日本語で案内や看板などもあって。みんな助けてくれるんです。
都市部だったりすると人種差別はなんだかんだ残っていて
たまに恐い思いすることもあったんですけどここにはそれが一切なかった。
良い街だったなぁ〜また行きたいなぁ〜と今でも思います。
オーストラリアに行く、もしくは居るのであれば主要どころを巡っていくのも楽しいですけど
是非行ってほしい、オススメの場所ですね!
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