先日、友人から勧められた本があります。
彼の言葉を借りると「ナウシカがやべぇ」と。
「見たことあるよ?」
「原作だよ?」
「あ、知らんわ。」
「だろ?Amazonで2000円くらいで買えるからちょっと読んでよ」
「えー、でもそんな変わらんっしょ」
「いやいや。君ね。なーんもわかっとらん。けしからん」
「はぁ」
「まずね、話が根本から…」
という彼の熱の入った話を聞かされ、そんなに言うならと思い購入。昨日届いて読み終わり。。。
感想伝えてもいいですか?
ナウシカがやゔぁい。
すみません、もう少し書きますね。
原作は全7巻あって、よく金曜ロードショーでやってる映画版のナウシカ、
あれね、実は2巻くらいまでの内容で、全然、もうずぇんずぇっっっっっっんまとめきれてない!
もう別の話と言っていいレベルだった、ということを今日初めて知り衝撃を受け凹みまくる、という感じです。
映画版は谷での話や世界観なんかを説明したり、ナウシカが可愛かったり、
腐海の最深部までたどり着いたり、巨神兵やばい止めなアカンってなったり、ナウシカが可愛かったり、
色々あって、オーム(でかい幼虫みたいな虫)の大群が襲ってくるのを
ナウシカが止めてハッピーエンド、わぁい( ゚∀゚ )みたいなお話だけど原作はそんなものじゃなかった。
是非読んでほしいのでネタバレなんてしませんけれども、
オームや蟲たちが生まれた理由、
腐海と浄化後の世界、
火の7日間の際に人類が残したもの、
森の人やらヒドラやらドルクの人たち、教団…
などなど映画版にはこれっぽっちも出てこなかった背景や人物、物語が
ひじょーーーーーーーーにたくさんありまして。
巨神兵は普通にしゃべるし主役級の役だしただの破壊野郎でもなんでもございません。
読み終わり、僕の中でSTEINS;GATEやコードギアス並みの超大作にランクインしたこの作品が
まさかの1994年に完成したものだったということになおさらの衝撃を受け。。(連載スタートが1982年…生まれてないわ…)
30年近く昔の作品なのに2015年現在に読んでも全く色あせない、
人類のたどり着く最終地点のひとつ、かもしれない実に濃いお話でした。
原作見る前までただの気味悪い芋虫でしかなかったオームのフィギュア買って
家に飾ろうか考えさせるあたり宮崎駿監督…凄すぎる…。
だから人類が終わってしまう前にとりあえず言いたいこと言っとこうと思う。ナウシカ、結婚してくれ。
[amazonjs asin=”419210010X” locale=”JP” title=”ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)”]
[amazonjs asin=”B000H4W1XS” locale=”JP” title=”コミニカ 「風の谷のナウシカ」王蟲(紅眼・可動)”]
コメント